せんとう 仙桃

川端 龍子かわばた りゅうし  (Ryushi Kawabata)

文化勲章・帝国美術院会員・青龍社結成

絹本・彩色・軸装   共箱   直筆署名落款  
画寸(縦x横): 34.4 x 41.5 cm
額.軸寸(縦x横): 127.3 x 55.3 cm
作品状態:良好

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在庫数: 1

¥ 1,300,000 (税込)

加算ポイント:60,186pt

作品概要

真赤な六角鉢の中に、緑の葉っぱがついたままのやや熟れはじめた桃が入っています。果実は写生をする時にも成熟を続けているので、画家の視点に切り取られた瞬間の姿がそのまま画面に描かれています。もともとは洋画を学んだ龍子ですので、鮮やかな色遣いや構図と言った描き方はもちろん、日本画の繊細な描写および鑑賞者に訴える力はやはり、「龍子の前に龍子なし、龍子の後に龍子なし」という言葉そのものです。

川端 龍子1885年(明治18年)~1966年(昭和41年)

経歴

1885年 和歌山市に生まれる。
1895年 家族とともに上京。初め浅草 日本橋で育つ。
1903年 読売新聞の挿絵募集に入選する。油絵を学びながら挿絵の仕事も続ける。
1904年 水彩画を学び、白馬会絵画研究所に入る。
1906年 太平洋画研究所に入り油彩画を学ぶ。
1904年 白馬会、太平洋画会で洋画を学ぶ。
1907年 国民新聞社に入社する。第1回文展で初入選する。
1913年 渡米。帰国後、日本画に転向。
1915年 珊瑚会を結成する。第2回日本美術院展初入選。
1916年 第3回院展、樗牛賞受賞。
1917年 第4回院展入選。日本美術院同人に推挙される。
1920年 新井宿に住居と画室を新築。
1928年 日本美術院同人を辞退し、院展を退会する。
1929年 青龍社樹立宣言。第1回展開催。
1931年 朝日賞を受賞する。
1937年 帝国芸術院会員に任命される (4日後に辞退する)。
1940年 満州国新京美術院長に就任する。
1950年 四国八十八箇所巡礼を始める。
1955年 古稀記念第1回龍子の歩み展、第1回大観・玉堂・龍子展を開催する。
1958年 青龍社30周年記念展第2回龍子の歩み展を開催する。
第29回ヴェネツィアビエンナーレ展に出品する。
1959年 文化勲章を受章。
1962年 第3回龍子の歩み展を開催する。
1963年 龍子記念館開館。
1966年 4月10日逝去、享年80歳。

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    2019/03/20

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用語解説

木版(凸版)

凸版形式を代表する最も古くから使われている技法。
版木の種類により、板目木版と木口木版画ある。
さらに浮世絵に代表される多色刷木版がある。

リトグラフ(平版)

石版画。石灰石や金属板に油性の解墨・鉛筆などで絵を描き、その上から滑石粉末を撒布し更に少量の硝酸を加えたアラビアゴム液を塗ると絵が浮き出て、それを紙に写しとる技法。

エッチング(凹版)

銅版画法の一種で、一番古い間接的凹版。
銅板の表面を松脂と蠟の混合物で作った耐酸性の防触剤で覆い、その上に彫刻針で絵を描き、銅板の裏側と、へりに耐酸性の蠟を塗って硝酸に浸して版を作る。

シルクスクリーン(孔版)

木枠に張った絹またはナイロンの上にフィルムを張り付けたり、絹に観光液を塗布して写真を投影してからスクィジーでインクを定着させる技法。
紙のほかガラス、金属などにも印刷できる。
最近ではセリグラフと伝われている。

ジークレー

デジタル・リトグラフとも言われ、最新のコンピュータ技術を使った技法。
ジークレーはフランス語で「インクの吹き付け」を意味し、スキャナーで読み取った原画をインクジェットプリンターで版画用紙にインクを吹き付けることで再現する。
細密性、保存性に優れている。

エスタンプ

原画を刻り師が模刻した「複製版画」で、版画独自の価値を表現するために作家自らが製版したオリジナル版画とは区別される。

エディション

完成した原版で刷った部数。
10/50のように、分母に限定部数、分子に一連の当該番号を記入し、画面の左下に表示するのが普通である。
その他に、
A.P(Artist proof)作家用(約25部)
P.P(Present proof)贈呈用(約20部)
H.C(Hors Commerce)非売用(約5部)
などがある。

紙本/絹本

紙本とは紙に描かれたもの、絹本とは絹に描かれたものを指す。