せいえい 静映
勲一等瑞宝章・文化勲章・文化功労者
彩美版®プレミアム・額装
限定800部
版元シール
著作権承継者承認印
画寸(縦x横):
28.4 x 57.0 cm
額.軸寸(縦x横x厚):
40.8 x 69.4 x 3.5 cm
作品状態:良好。東山魁夷著作権承継者承認印・限定番号入り証紙を額裏に貼付け
- 販売中
作品概要
魁夷は、ささやかな自然の息吹のなかに、美しいリズムを発見して、それを切り取って画布の上にあらわす天才でした。(中略)「静映」を左からでも、右からでも少しずつ横に見ていくと、そこに形と色による旋律とリズムが浮かび上がってきます。この絵を描きながら、魁夷の心にはどんな音楽が響いていたのでしょう。魁夷はまた、「※自然は心の鏡」といい、自然のなかに自己を没入させることによって、自然の微妙な心や自分自身の心の奥を見ることができると語っています。(解説書より一部抜粋) 美術評論家、前・長野県信濃美術館 東山魁夷館館長 松本猛 ※東山魁夷が好んで色紙などに書いていた言葉。
彩美版プレミアムとは?
最新のデジタル加工処理技術を施した高精度プリントを、職人の熟練した手業により高級アクリルガラス(アクリル樹脂製の有機ガラス)に貼合(てんごう)。光沢感のある透明アクリルガラスは作品をより美しく華やかに彩ります。UVカットのアクリルガラスは貴重な作品を保護し、紫外線の退色や酸化による劣化を防ぎ、長期にわたる作品の保存を可能にします。
トーキョウアートでは版画としてカテゴリー検索されます。
東山 魁夷1908年(明治41年)~1999年(平成11年)
経歴
1908年 横浜に生まれる。
1926年 東京美術学校日本画科に入学する。
1931年 結城素明に師事し、雅号を「魁夷」とする。
1934年 第1回日独交換留学生として、ベルリン大学哲学科美術史学部に入学する。
1947年 第3回日展に「残照」を出品、特選となり、政府買上げとなる。
1950年 日展審査員となる。第6回日展に「道」を出品する。
1956年 第11回日展出品作「光昏」で日本芸術院賞を受賞し、政府買上げとなる。
1960年 東宮御所大広間壁画に「日月四季図」を完成する。
1963年 「東山魁夷北欧風景画展」が東京で開催される。
1965年 日本芸術院会員に選ばれる。日展理事に就任する。
1966年 新宮殿壁画制作のため、日本各地の写生旅行と下図の制作にほぼ1年を費やす。
1968年 新宮殿の大壁画「朝明けの潮」を完成する。「京洛四季展」が開催される。
1969年 文化勲章を受章、文化功労者として顕彰される。第10回毎日芸術大賞を受賞する。
1970年 東京国立博物館評議員となる。
1971年 唐招提寺御影堂障壁画の制作を受諾する。
1973年 「白い馬の見える風景展」が開催される。
1974年 日展理事長に就任する。
1975年 唐招提寺障壁画「山雲」「濤声」が完成する。「第一期唐招提寺障壁画展」が開催される。
1976年 ドイツ連邦共和国より功労大十字勲章を贈られる。
1977年 パリのプチ・パレ美術館で「唐招提寺展」が開催される。
1980年 「第二期唐招提寺障壁画展」が開催される。
1981年 鑑真和上像厨子絵「瑞光」を仕上げ、唐招提寺全障壁画が完成する。
1985年 日本中国文化交流協会代表理事となる。ベルリン日独センター評議員となる。同時に、日独協会名誉会員となる。
1989年 ベルリン/ハンブルグ/ウイーンで「東山魁夷展」が開催される。
1990年 長野市の城山公園に信濃美術館東山魁夷館が開館する。
1995年 米寿記念「東山魁夷展」が東京/京都/長野で開催される。
1998年 長野オリンピックに因む展覧会「人と自然そして祈りin Japan」が東山魁夷館で開催される。
1999年 5月6日逝去。勲一等瑞宝章を贈られる。11月パリで「東山魁夷展」が開催される。
2000年 信濃美術館東山魁夷館開館10周年記念展「東山魁夷の世界」が開催される。
2004年 没後初の総合的な回顧展「東山魁夷展-ひとすじの道」が横浜と神戸で開催される。
2005年 1月東京国立博物館で「唐招提寺展」開催。本尊「廬舎那仏」や「鑑真和上像」とともに東山魁夷制作の「御影堂障壁画」、「厨子絵」の全作品が展示される。
2016年 九州国立博物館、広島県立博物館で「東山魁夷 自然と人、そして町」展開催。
2017年 茨城県近代美術館、豊田市美術館で「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」開催。
2018年 東京富士美術館で「東山魁夷展 ―長野県信濃美術館東山魁夷館所蔵品による」開催。京都国立近代美術館、国立新美術館で「生誕110年 東山魁夷展」開催。
2019年 北海道立近代美術館で「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」、上海博物館で「鑑真和上と唐招提寺東山魁夷作品展」開催。